いよいよ主人が明日入院、あさって手術となった。
が、本人は本当に暢気なものだ。生まれて初めて自分で梅酒を漬け
毎日どの位できたか、テーブルに置いて楽しみに眺めている。
2週間前に書かなければいけない書類・読まなくてはいけない
注意事項等かかれたパンフをもらってきたのに、ほとんど目を通していない。
日曜日ごろから「前日になって慌てて書くよりも、今のうちに
書いておきなさいよ!」と、毎晩目の前に封筒ごと突きつけても
「後でやる(書く)よ」と言ったまま、とうとう前日になってしまった。
準備物こそさすがにある程度は用意したが、ずっと前空きの寝巻き
姿で過ごすとは思えない。今の季節ならTシャツとハーフパンツで
うろうろしている人間だ。きっと入院中でも同じスタイルだろう。
だから、持参するTシャツは自分で選ぶ必要があるってーのに。
「あのTシャツ持ってきてよ」なんて言われても、すぐに行って戻れる
距離じゃないのだから。
昨晩はもう言うのも疲れた。忘れ物があっても自己責任だ。
例のソファーで居眠りを始めた時点で、もう私は何も言うまいと決めた。
そして義母に「何言ってもダメなんです

」と散々愚痴をメールに
書き連ねて送信して「向田邦子 暮しの愉しみ」なる本を読んで寝た。
そして今日。仕事から帰宅した頃、義母から電話を頂いた。
「ごめんなさい、親の教育が悪かったのね〜

(義妹)とも
話してたんだけどね、”愛想尽かされて捨てられなければ
いいんだけど”な〜んて言ってたのよ

」と電話口で女2人笑った。
今日首に手術痕のある患者さんが来院した。主人が手術する辺りと合致する。
「あ〜その辺は動脈もあるしね、慎重にやらないと」という話を聞いて
ハッとした。すっかり大船に乗ったつもりで安心していたが、何故自治医大から最終的には医科歯科まで行く羽目になったか。
自治医大でドクターに「動脈や神経がすぐ近くに走っている場所にあるから、自分には自信がない」と断られたからだ。
大船とはいっても「ヴァンテアン」じゃなくて「タイタニック」なのだ。
執刀するのはもちろん私ではないし、ここで騒いでも仕方ないので、万が一の心の準備(!?)だけはしておこうと思う。